ネムワン ドゥルガ プラサド さん

わたしのふるさと

私はパックテプ(phaktep) という田舎に生まれました。家の近くにお寺があります。このお寺はむかしからありました。お寺の中にはかわいいおばさんの像があります。この像はユマという神さまです。毎日お寺にお祈りしました。お祈りする前にシャワーをあびてから何にも食べないで、朝6時からはじめて9時に終わります。子どもとき、私も家にいるとき、家族といっしょにお祈りして神さま(ユマ)の歌を歌いました。そのとき、私は子どもだったので、どんな神さまか、よくわからなかったです。でも、わかってきたら、おもしろいと思うようになりました。

父からこの神さまのことをいろいろ教えてもらいました。私は父に聞きました。「神様(ユマ)はどうやって出てきましたか?」。私はあたまの中でいつもそのことを考えました。もう少し大きくなって自分でユマについての歴史の本をさがして読みました。

むかし、二人の若者がいました。ある日二人は狩りをしに森へ行きました。二人は森で鹿を狩っていました。弓を持っていつも森を狩っていました。若者たちはジャイとカールとおたがいの名前を呼び合っていました。

ある日、大きい森の中のヤサク(Yasak)という場所へ行きました。そのときも森で鹿をさがしていました。近くに鹿たちがいっぱい遊んでいました。二人は静かに近づいて、弓で殺そうとしたのに、鹿たちは消えて一人のかわいい女の子になりました。二人はほんとうにびっくりして、その女の子が誰なのか考えながら女の子の近くに行って話しかけました。二人はふざけて「私たちと結婚しませんか?」と言うと女の子は笑って「はい」と返事しました。そして若者たちは女の子をつれて家に戻りました。でも、途中で女の子がいなくなりました。「どこに行ったの?どんな力を持っているのか?」と二人はまたびっくりしました。でも、二人とも疲れていましたので、しょうがないと言いながら家に帰りました。

ジャイとカールが家につくと女の子がもう家の中にいました。「どうして道がわかったのか、、、どうやって家を知ったのか」とまたびっくりしました。すると女の子はおばさんの神さまユマになりました。二人は大きい木を切ってユマのベットを作りました。そしてユマの住む家を作りました。ユマから力をもらった二人は一日で全部やりました。ユマはそこにしばらく住んでいましたが、ある日「700年たったらまた来ます」と言って地面の割れ目に消えてしまいました。二人は泣いて「行かないで」とお願いしましたが、行ってしまいました。

私の故郷の村には今もこの時のユマの家とベッドが残っています。人々はユマから森の生きものは人と同じだから、狩りをして食べたりするのは良くないと教えられました。この神様のお寺はいろいろな所にあります。そんな昔に作ったベッドが今まで残っているのは、おもしろいと思います。私の故郷でこの神様が人気があります。