グルン ビサム さん

わたしのふるさと

私の生まれた所はインドのデラドン(Dheradhun)でした。でも三歳のときポカラ(Pokhara)へ来ました。ネパール人にどこへ行きたいかと聞けば、ポカラに行きたいとか、ポカラに住みたいと答えます。それくらいいい所です。

子どものころ、5月から9月ごろまでの夏、友達10人くらいと自転車に乗って近くの川へ泳ぎに行きました。毎週土曜日学校が休みなので、よく行きました。皆パンツ一枚になって川に入りました。緑や青のペットボトルに石を入れて川に投げます。それをみんなで川にもぐってさがす競争をしました。水がきれいなのですぐ見つかりました。

たまに友達といっしょにつりもしました。お金がなくて竿が買えないので、自分で道具を作りました。糸に針を5つくらいつけて、野球のボールくらいのえさでつつんで川のまん中に投げます。魚をひっぱるときは糸をペットボトルにまきつけて引きました。でもつりは上手じゃなかったからぜんぜん魚がとれませんでした。

13歳のときはじめてディスコへ行きました。18歳くらいの先輩がさそってくれて、お金を出してくれました。そのときヒップホップが人気でした。女の子に声をかけて、いっしょにおどりました。ときどきけんかもありました。

大学に入ったとき、はじめて彼女が出来ました。学校の授業をさぼってたまに彼女といっしょに映画を見たり、遊びに行ったりしました。映画館で2人だけのプライベートルームをとってインドのラブストーリーを見ました。そのとき彼女からキスをしてもらいました。それははじめての経験でした。

よく友達と集まってバイクに乗っていろいろな所に行っていっぱい遊びました。朝早くポカラで一番高い山の上まで行って、日の出を見ました。山頂のカフェでお茶を飲んで、そのあと皆で計画を話し合って、それからバイクで行きました。今もそのころのことを考えるととても楽しくなります。